兵庫県のナースが教える!『アラサーナース情報室』

2023年05月10日

シフト制でも働き続ける看護師に必要な周囲の理解

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多くの人が暮らしている国内では24時間365日、どこかで誰かが突然一刻を争う病気を発症して医療機関で緊急手術など、治療を受けなければならなくなることがあります。また、突然起こる事故や事件でけが人が発生して医療機関に運び込まれるのも同様に日夜を問わず起こるわけです。

このような状況は地域毎に発生件数の違いがあるにしてもいつ、どこでどのくらいの規模で起こるか全く予測つきません。このため、いつでも対応できるよう医師などが全国各地の主だった医療機関に交代で常駐する医療体制が機能しているわけです。

該当する医療機関では平日と休祭日毎、及び、日中と夜間毎などの区分で医師と看護師などがシフトを組んで交代で勤務しているはずです。各医療機関では地域の実情などに応じて医師などの担当科目を考慮しながら2交代や3交代などのシフト制を採用しているケースが多いようです。

このため、現状で殆どが女性で占められている看護師はシフト勤務に組み込まれると家庭生活との両立が難しい立場になります。実際の医療現場で仕事と家庭生活の両立が難しくなり退職に追い込まれてしまうケースも出ているわけです。従って、シフト制でも看護師一人ひとりの状況に応じた働き方を選択できる体制作りが重要でしょう。医療機関のしっかり機能することこそ国民の安全、安心な生活に直結します。そこで、医療機関毎に医療体制を地域全体でどの程度整備すれば良いか、自治体や地域の医師会などが中心となってその大枠が決められているはずです。

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